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(読書)禅とハードル



理解を深めたくて2度読みした、世界陸上メダリスト 為末大氏と
恐山菩提寺院代で禅僧の 南直哉氏の対談本。

為末氏が、トップアスリートが経験する『ゾーン』と共通点のある
坐禅を追いかけて南氏を恐山を訪ねたことに本書は始まります。

私が本書に引き込まれた最大のポイントは、

『世界を獲っても何も無いじゃん』


ってこと。

銅メダルとは言え、世界のトップだよ!

こちとらIronman Hawaii を夢見てるのに、
到達しても感動しないの?
泣けないの?
走るってそもそもどう言うこと???

この課題設定と投げかけが強烈で、
真意に近づきたくて何度も読み返しました。

トップアスリートだった為末氏。
『銅メダルを獲って世界に名を馳せれば、きっと充実した世界があると信じていた』
この心境は、レベルの違いこそあれ
トライアスロンに挑戦する誰もが抱いているように思うんです。

ところが、
『実際は走っても走っても自分は自分でしかなく
メダルを獲った後も何も変わらない日常が続くだけ。
失望ではなく、
頑張って、走り続けて、その先に何があると考えてしまった時のぽっかり感。
立派だと思っていたものを必死に掴んで、改めて見てみると
思っていたほど立派じゃない。
次の何かを目指して掴むけれど、
またそれも立派じゃない。
走ることに意味はないけど意味がないところに向かって
走ってるんだ…』

欲深いってのとは意味が異なり、
山の頂上を目指して頑張って登っていたら、
次から次に更なる頂が見えてきて、いつまで経ってもゴールに辿り着けない(らしい)のです。

ほんじゃ、私たちアマチュアも含めて
なんで走るのさ?
という疑問が湧き上がり、
二人の対談を通して仮の答えが見えてくる訳なんです。

仏教的な思想とアスリート心理の融合。
このユニークさは唯一無二です。

これが分かったからって速くはならないんだろうけど、
ちょっと冷めてトレーニングに励む自分を見つめたり
レース結果に一喜一憂しない
自分が作り出せるように思います。


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思います。

昨日のworkout
ラン14km
補強10分

朝はいつもより多めにラン。
夕方から雨予報だけどプールに行こうと思っていたら台風接近が速すぎて
危なっかしいので取りやめ。
代わりにベランダローラーしようかと思ったら
ものすごい蒸し暑さ。
こりゃあかんわ。
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